【インドネシア】本格的な雨期に入り体調不良になりがち、ビタミン摂取でコロナ感染予防

     

インドネシアブログの枕詞。
「先月に引き続きインドネシアコロナ感染者は指数関数的に増加しています」
11月15日時点での感染者延べ総数は47万8720人。
10月15日の34万9160人より11万7953人、一日平均3804人増加しています。
感染者のほぼ4分の一がジャカルタに集中しています。

患者の増加に伴い、9月中旬から10月中旬までは病院崩壊か?と危惧されたものの
コロナ指定病院や病床数の増加、治療の知見、1日2-3万件近くに及ぶPCR検査数が功を奏したのか
死亡率、病床占有率が低下傾向にあります。

現在治療中の患者数は、10月10日に6万6578人をピークとして減少に転じていましたが
それも束の間で11月9日の5万3614人から再び上昇傾向にあります。
この原因として、10月下旬の5連休で帰省者や旅行者が増えた、
家族や友人との集まりが、久々のゴルフコンペが、
デモやイスラム急進派の指導者が帰国した集会、など
小さな「まあ、ちょっと会うだけよね」が積み重なったと考えられています。

ところで今年のインドネシアの雨期はラニーニャ現象により例年より早く始まっています。
例年12月下旬から年明け中国正月が終わるまでは猛烈な雨とともに洪水がおこり
デング熱や風邪、食中毒が発生しやすいのですが、今年は10月下旬から雨期到来です。
ちょっとした気候の変化から、インドネシア人でさえ体調を悪くする時期です。

さてコロナ禍の雨期。肌寒さは3密状態を作りやすいので、
ここインドネシアでも引き続きコロナ感染予防にご留意ください。
マスク手洗いの励行で風邪や下痢は減少するだろうと予測されますが
デング熱にマスク手洗いは効きません。
雨の後に水溜まりが残ってボウフラがわいていないか、
外出の際は蚊よけスプレーやローションを忘れないよう、今一度ご注意ください。

マスク手洗い以外のコロナ予防策としてビタミン摂取も心がけましょう。
実際のコロナ治療ではビタミンDも投与されています。
インドネシアはじめアメリカや韓国などの研究より、
血中ビタミンDとコロナ重症度との相関関係が発表されています。
ビタミンD は日光浴から。朝15分程度お散歩して日光浴に努めましょう。
食品ではきくらげや鰹をはじめ魚に多く含まれています。
肌寒い雨の日に、きくらげと卵のスープはいかがでしょう。
鰹を唐揚げして葱ショウガをたっぶりかけていただくのもおすすめです。
どちらもインドネシアで身近な食材です。
長引くステイホームに、感染予防もかねてお料理の腕を上げるのもいいですね。

健康上、ご心配な事柄がありましたらどうぞご相談ください。
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ジャパニーズヘルプデスクインドネシア
日本渡航医学会認定医療職看護師
久津沢りか・携帯電話番号0813-8326-1466
(通話中などで繋がらない場合はSMS,WAくださいましたら助かります。)
メールアドレス;jkt@j-helpdesk.com
日本語対応スタッフ;ユリ看護師0811-9008-826/ベタ看護師0811-9008-836

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