現在、コロナの最新変異株であるオミクロンが南アフリカから初めて発見されたとのWHOの発表により、
ミャンマーではそのオミクロン株はまだ確認されていないが、他の国と同様にできる限り感染拡大されないように
コロナ対策を更に厳しくするように呼びかけています。
最近のミャンマーのコロナ感染は再び増加している状況です。
MOHSより以下公表されております。
対象期間:2021年12月1日午後8:00〜2021年12月2日午後8:00まで24時間(ミャンマー)
● コロナ検査を受けた人21,188名のうち521名が陽性
● 現在までミャンマーでコロナ検査受けた総人数5,626,935名、陽性者数合計523,346名
● 7月1日現時点での退院人数698名、現在までで498,748名が退院
● 死亡者数は19,120名
※CDM継続により、正確な感染者数は不明です。
ミャンマーの感染者数に関しては、保健スポーツ省の HP をご参照ください。
リンク:www.mohs.gov.com
Ⅰ.ミャンマーコロナワクチン状況
1.接種状況
現時点(2021年11月30日)までミャンマーでコロナワクチン接種した人数は以下になります。
● 累積回数完全ワクチン接種した人:11,850,000名
● 累積1回ワクチン接種した人:4,990,000名
● 累積ワクチン接種した合計人数:16,840,000名
2.個人購入が可能となる
11月8日にSea Lion GroupとSinovac Biotech Ltd(SINOVAC)のパートナーシップ発表により、
ミャンマーでSINOVAC CoronaVac VIS-19ワクチンを配布し、現在SSC病院で有料で入手可能です。
現在、中国製のSinovac /CoronaVacワクチンは、ヤンゴン地域のバハンタウンシップにある
Shwegondaing Hospital(SSC)で11月から正式に購入することができます。
病院の広報チームは、接種される当日は、身分証明書(又はパスポート)の持参と、
半袖または快適な服装の着用をお勧めしています。
3.ワクチン情報
Sinovac /CoronaVacワクチンは、中国の北京にあるSINOVACによって製造されています。
2020年6月に緊急使用が最初に認可され、2021年5月には、3〜17歳に再認可されました。
このワクチンは2021年9月の時点で50か国以上で利用可能であり、
11月1日にミャンマー食品医薬品局(FDA)の許可を得て、2021年8月8日からミャンマーも利用可能になります。
接種対象者:12歳以上の方と母乳育児している方も接種可能
費用:1回の費用は約25〜35米ドルで2回接種のワクチンになります。
Shwegondaing Hospital (SSC)での事前予約方法:
①名前、②年齢、③父親の名前、④電話番号、⑤接種希望のワクチンの名前、⑥住所
を記入し下記のメールに送って予約取ることができます。
メール:marketing.sschospital@gmail.com
(もし購読者数が多い場合は、Microsoft Excelフォームに記入してメールを送信する必要があります。)
事前予約は、SSC病院から返送された確認メールを受信した後にのみ完了します。
ワクチンが入荷し接種できる場合は、事前予約した方に病院スタッフから詳細の連絡が入ります。
Ⅱ.ミャンマー入国と隔離措置について
● 旅行者は、ミャンマーに向かう飛行機に搭乗する前に、出発日の72時間以内に発行されたコロナ陰性証明書を提示する必要があります。
● 旅行者は保健当局に健康申告(Health Declaration Card)を提出する必要があります。
● 空港の保健官によってすべての乗客にスクリーニングが行われます。
● スクリーニング中に症状が判明した旅行者は、直ちに隔離され、健康プロトコルに従って医療施設に運ばれます。
● 到着時に 完全にワクチン接種を受けて14日間経過した人は7日間ホテル隔離することになります。
しかし、ワクチン接種が完了しても14日間経過していない人やワクチン未接種の方は
ミャンマー入国後のホテル隔離期間は従来どおり10日間になります。
● すべての旅行者は、隔離期間中の3日目と7日目にPCR検査を受け、検査代を支払う必要があります。
● 検査結果が陽性の旅行者は、直ちに隔離され、健康プロトコルに従って医療施設に運ばれます。
そして、外国人の場合は、かかる医療費その他の関連費用を負担することになります。
【ご参考】ミャンマー当局により認められているワクチンの種類は以下のとおりです。
①中国製不活化ワクチン コロナバック(シノバック)
②中国製不活化ワクチン シノファーム
③mRNAワクチン:ファイザー
④mRNAワクチン:モデルナ
⑤ウイルスベクターワクチン:アストラゼネカ/コビシールド
⑥ウイルスベクターワクチン:ジョンソン&ジョンソン
⑦ロシア製ウイルスベクターワクチン:スプートニック
Ⅲ. 受入先医療機関情報
① Thuwanna Covid Medical Center
Thuwanna Covid Medical Centerは、コロナ 感染症患者のために「 A Brick and Sand」財団によって開設されました。
2021年9月4日午前9時から患者を受け入れています。
今はThuwanna Covid Medical Centerには多数の患者がいます。
患者への適切なサポートで患者登録から退院までの無料治療可能です。
Thuwanna Covid Medical Center側より酸素プラントが利用可能であるためコロナ患者がいる場合、センターに紹介可能です。
場所: Thuwanna football Stadium、Thingankyun 、Yangon
病床数:500(床)
ICU/HDU:まだ無い(準備中)
対象者:コロナ陽性者、軽い症状(酸素量85%以下は入院不可)
※日本人を含め外国人も入院可
外国人は下記の要件が必要
①パスポート持参
②センターのルールを守るという同意書
③通訳者及び世話をする人 ※現地へ行き直接書類手続き終わり次第、即日入院可能です。
② Yangon Yankin Covid Care Centre
Yangon Yankin Covid Care Centreは現在コロナ患者を受け入れているCovid Centre で、
Yankin Education Degree Collageの隣にあります。
誰でも無料でコロナ治療することができます。
センターでは医師25名、看護師25名、ボランティア約150名で対応しています。
患者が少ない時は、医師9名、看護師20名、ボランティア50名で対応しています。
センターには酸素工場もあり病床まで酸素パイプを設置してコロナの治療を行っています。
コロナ検査も出来ますので、検査結果が陽性であればすぐ入院することができます。
病床数:600(床)
ICU/HDU:まだ無い(準備中)
※現地へ行き直接書類手続き終わり次第、即日入院可能です。
③ Hlaing Covid Centre
コロナ陽性だと確認された患者は、ラインのRC2大学キャンパスにあるHlaing Covid Centerで治療ができます。
患者の各部屋には、酸素濃縮器と酸素シリンダーがあり、1部屋に4人の患者用4つのベッドがあります。
ベッド間のスペースが広いので、患者さんは快適に過ごせ、部屋にシャワーとトイレが付いています。
Hlaing Covid Center内の患者に十分に酸素を供給するために酸素濃縮器を設置しています。
重症患者のために、特別な病棟があり、酸素パイプラインを介して各ベッドに到達するための酸素ラインが装備されています。
病床数:600(床)
ICU/HDU:まだ無い
※保健省の指示によって当日入院可能です。
<Myat Mon 東京クリニック院長 Dr.ミントより>
11月に入ってからミャンマーにもコロナ感染が少しずつ増えてきましたのでコロナワクチン接種を推奨します。
2回目接種済みの方も、違う種類でも構いませんのでBooster接種をしてください。
そして、風邪のような症状が出たら直ぐにお医者さんに診てもらってください。
皆様のご参考になりましたら幸いでございます。
担当: チョ … N2 保有、日本在住歴8年
リン … マンダレー外国語大学日本語学科卒、N1 保有、国費留学生として大阪教育大学日本文化研修留学生コース修了