【インドネシア】コロナ患者数が激減しました。しかし雨期による体調不良者が多いこの頃です。

     

・コロナ感染者数は2020年4月の水準に
 インドネシアは12月22日現在、治療中患者数が4,746人とここ最低となり
2020年4月頃の水準となりました。
しかしオミクロン株なる変異種が12月中旬にジャカルタにも出現しています。
 現時点の各国からの報告は、おおむね軽症で経過し重症例が少ないと言われているものの
従来の変異株より感染力が70倍強いとの報告もあります。
感染者数が多くなればなるほど重症化しやすいハイリスク者にも感染しますので油断できません。
日本国内の数々の研究からも、「大人数もしくは長時間の会食」「飲み会(自宅飲み会含む)」
「2人以上のカラオケ」「不織布以外のマスク使用」で感染リスクが高まるとされています。
わかっちゃいるけど。。。忘年会新年会はどうぞお控え目にお願いいたします。

・12月は雨期本番、体調不良者が多くなる時期です。
 今年はラニーニャ現象により降水量が多く、政府より洪水に対する注意喚起がされています。
わずかな晴れ間の後に急に降りしきる豪雨。お洗濯物も乾きません。
肌寒く感じるこのごろです。(このところのジャカルタ最高気温30℃最低気温25℃)
例年、インドネシア人でさえ体調を崩します。
特にお腹をこわして、具合が悪いのが長引く患者さんを散見します。
食中毒対策、冷え性対策もコロナ対策に加えてご留意ください。

・食中毒や冷え性には生姜湯が第一選択
 妊娠初期のつわりにも、産婦人科医のお勧めは生姜湯です。
日本人の妊婦検診をいつもお願いしている産婦人科医は「ショウガユ、プリーズ」とまで。
胃腸の調子が悪いとさっぱりしたお食事、お寿司やお刺身をと考えがちですが
生魚は消化が悪く食中毒をおこしやすいので、お具合の悪い時はお控えください。
 さてスーパーに行くと生姜を買うつもりが、生姜、赤生姜、泰生姜、ウコン、他にもいろいろ。
それぞれに薬効があり、エスニック料理に欠かせないものですが
注意しないと生姜ではない何かを購入してしまいますので(経験者語る)ご注意の程。

・冬至・一陽来復・心機一転
 昨日は冬至で、東洋では「陰極まりて陽に転ず」る一陽来復の節気です。
しかし南緯6度のジャカルタでは夏至。夜明けが冬至より30分ほど早くなる程度です。
来年こそはコロナが収束しますように。本年も皆様に大変お世話になりました。
この場を借りて深くお礼申し上げるとともに、心機一転、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

(参考文献/サイト:国立感染症研究所ホームページより)

*JHDでは年末年始に関わらず受診対応しています。
病院の外来は休診も多くなりますので、事前のご予約をお願いいたします。
健康上、ご心配な事柄がありましたらどうぞご相談ください。
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ジャパニーズヘルプデスクインドネシア
日本渡航医学会認定医療職看護師
久津沢りか・携帯電話番号0813-8326-1466
(通話中などで繋がらない場合はWA,SMSくださいましたら助かります。)
メールアドレス;jkt@j-helpdesk.com
日本語対応スタッフ;ユリ看護師0811-9008-826/ベタ看護師0811-9008-836

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