【インドネシア】5月5日コロナ緊急事態宣言取り消し

     

■5月5日、WHOテドロス事務局長はコロナ緊急事態宣言を取り消しました
 インドネシアにおける最近のコロナ現在治療中患者数は、2023年3月7日の2,923名を最少とし(←先月号と同じ書き出し)以降増加し続け、5月11日に19,067人をピークとして先週末に減少し始めました。このまま減少してもらえればと願うばかりです。
 さてWHOは正式名「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言終了を発表しました。
「ただし終息はしていない、長期的なコロナ対応のための移行期間が必要」と今後は各国で適切な対応をすることとなっております。日本でも政府分科会の尾身茂会長が「WHOの判断は適切だがコロナは終息していない」とけだし名言を述べられました。インドネシア政府も「コロナ終息ではない。引き続き注意を」「長期的なコロナ対応のための移行期間が必要」「コロナ感染者数は増加している(5月6日時点では)」「高齢者、既往症のある患者にとってハイリスク」と、基本的な感染対策やワクチン接種を推奨しています。

■死亡リスクは減少しましたが、コロナに感染した場合の準備は大切
 コロナに罹患された方が「入院は避けたい、できれば自宅療養で」と仰るのは判りますが、一両日続く高熱、全身倦怠感、酷い咽頭痛などの症状で自宅療養される準備は整っていますか?具体的に、解熱剤、胃腸薬、水分、のど飴、さほど調理しなくても食べることができる食品、体温計はもちろんお手元にありますね?どれもジャカルタのコンビニ等で購入できますので日頃からの備蓄をお願いします。
 特に単身赴任者さんは要注意です。「具体的に何の薬を買っておけばいいの?」と仰る方はどうぞJHDまでお問合せください。
 なおコロナが酷かった2年前と異なり、コロナで入院可能な病院が縮小されています。例えばマヤパダクニンガン病院は以前は受け入れ可能でしたが、今はマヤパダ南ジャカルタ病院のみ、チカラン・チビトン方面のEMC病院も、コロナ受け入れ病床数に限りがあります。入院考慮する場合はJHDにご相談ください。

■5月5日は世界手指衛生の日
 基本の感染対策。手洗いは大切です。なんかこう、抗菌入りの石鹸を使いたくなりますが、頻回に使用すると手が荒れて手洗いが億劫になりますし、傷口からの感染リスクが高くなります。抗菌剤入り石鹸で1日1度手を洗うよりも、ベビー石鹸で頻回に手を洗うべきです。また手洗いの後は保湿剤を忘れずにお使いください。これもベビーローションを薄く塗るのみで充分です。お手入れどうぞお大切に。
 全くお話は違いますが、弊社事務所は東南アジア初の森ビルの真向かい。その新しく美しいビルを前に「じっと手を見る」心境です。しかし5月12日は世界看護の日、JHD看護職員一同で気合いを入れた日でもありました。今後とも皆様のご支援ならびにご指導の程宜しくお願い申し上げます。

参考文献/サイト:
Satuan Tugas Penanganan COVID-19
健康上ご心配な事がありましたらどうぞご相談ください。
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ジャパニーズヘルプデスクインドネシア
日本渡航医学会認定医療職看護師
久津沢りか・携帯電話番号0813-8326-1466
(ワッツアップでご連絡くださいましたら助かります。)
メールアドレス;jkt@j-helpdesk.com
日本語対応スタッフ;ユリ看護師0811-9008-826/ベタ看護師0811-9008-836

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