【インドネシア】保健省からのチェックリストの記入を依頼されました(2020年第328号インドネシア保健省通達)

     

7月27日にはついに感染者数10万人の大台に乗りました。
先月の社会規制緩和以降、ジャカルタのオフィスでのクラスター発生件数が90件、
感染者数が前月比9倍の416人とインドネシアコロナ対策本部から発表されました。
オフィスでの監視体制がさらに強化される模様です。

そんなおり弊社が入居するビル管理会社経由で従業員全員を対象に、保健省からのチェックリストの記入を依頼されました。
根拠はPDF39ページに及ぶ2020年第328号インドネシア保健省通達からです。
質問票は日本語で直訳すると
「職場において安全と健康を一緒に守るために、あなたは質問に正直に答えなければなりません。」
はい。正直に回答します。

「この14日間で以下経験がありますか?」回答「はい」または「いいえ」です。

質問1.家から、公共の場所(市場、医療機関、大勢の人が集まる場所)に出かけましたか?
質問2.公共交通機関を利用したことがありますか?
質問3.コロナ感染地域の他の州や他の国に言ったことがありますか?
質問4.大勢の人が集まる活動に参加したことがありますか?
     (質問1~4まで、回答「はい」の場合はスコア+1点、「いいえ」の場合はスコア0点)    
質問5.コロナ疑いの観察対象者、監視対象患者、またはコロナPCR検査陽性者と
     握手、会話、同じ部屋/家にいるなど密接に接触したことがありますか?
質問6.発熱、咳、風邪、喉の痛み、息苦しさを感じたことがありますか?スコア5
     (質問5と6は、回答「はい」の場合はスコア+5点、「いいえ」の場合はスコア0点)

この6問の回答スコアを集計し以下フォローアップします。

0点=小さなリスクです。
1-4点=中程度のリスクです。
リスク小、中の場合は;
会社入口で検温し出勤可能です。しかし37.3℃以上の場合は医療従事者に相談しましょう。
コロナ疑いの無症状者、観察対象者、監視対象患者でないと確認された場合に出勤可能です。

5点以上=大きなリスクです。
リスク大の場合は;
検査を必要とされます。職場に出勤してはなりません。勤務者は医療従事者によるPCR検査や迅速検査を受けましょう。

以上です。職場の皆様はスコア何点だったでしょうか。
簡便ながらもスコア化し、5点以上は職場への出勤が禁止され、相談や検査するよう指示されました。
インドネシアでも、マスク着用、職場の3密を避ける、時差出勤やリモートワークで50%の出勤率に抑える、
エレベーターに乗る際も密集をさけ人数制限するなど様々な注意があります。
具体的にどのようなことに注意したらいいのだろう、まさかインドネシア語では読めないし。
そんな時は日本の厚生労働省のホームページに掲載されているチェックリストがあります。

「職場における新型コロナウイルス感染の拡大を防止するためのチェックリスト」
https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000630736.pdf

改めて見直してみると、長引くコロナ蔓延期間で油断していないか確認するきっかけになりました。

さて、皆様からのお問合せうち、4月は「コロナの症状か?」「インドネシアの医療事情は?」が多く
そのうち7月からは「コロナにかかったらxx病院に入院できますか?」
「社内で感染者が出ました。PCR検査はどこでできますか?」と日を追うごとに具体的かつ身近な質問になってきています。
まだまだ感染者増加のインドネシア、コロナ疲れすることなく感染防止に努めましょう。

また、感染防止を恐れるあまり、体調不良を我慢し過ぎかえって重症化する危険があります。
JHDでご案内し同行している病院はどちらも感染対策を順守しています。
外来受診の際に無駄な待ち時間を避けるため、ぜひ事前にJHDにご相談ください。
健康診断や歯科受診も各病院で対応しています。どうぞご相談ください。

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ジャパニーズヘルプデスクインドネシア
日本渡航医学会認定医療職看護師
久津沢りか・携帯電話番号0813-8326-1466
(通話中などで繋がらない場合はSMS,WAくださいましたら助かります。)
メールアドレス;jkt@j-helpdesk.com
日本語対応スタッフ;Yuli看護師0811-9008-826/Beta看護師0811-9008-836

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