【タイ】マンゴーの美味しい時期ですが…

     

タイの有名で美味しい果物といえば、マンゴーが思い浮かぶのではないでしょうか。
タイのマンゴーは「マムアン(มะม่วง)」と呼ばれています。
どの季節でも一年中で食べられているのですが、
タイの夏、3月から5月までマムアンの旬なので、特別にジューシーで、美味しい時期です。

マンゴーはインド原産で歴史は古く、4,000年以上前から栽培が始まった上、
「仏教5木」に数えられ、仏教やヒンドゥー教には聖なる木として大切にされています。
更には果実に目を向けると、
ビタミンA・B・C、カリウム、β-カロテンなど、体にうれしい栄養価が豊富に含まれ、
お肌に良いビタミン、がん予防の効果が期待できるといわれるβ-カロテンなど、
大切な栄養素を摂取できます。

しかし、このマンゴー、アレルギーもありますのでご注意ください。

今日は、毎年2月20日が日本では“アレルギーの日”ですので、
それに因んだマンゴーアレルギーについてほんの少しお話します。
https://www.jaanet.org/week/

マンゴーアレルギーの症状としては、
・発症はマンゴーを食べてから1〜2日後
・唇やその周辺をはじめ、手指や頬、耳
・水泡(水ぶくれ)や紅斑(赤み)、丘疹(ブツブツ)などの症状
場合によっては、前胸部や陰部、頸部にまで症状が及び、喉の辺りがかゆくなる方などもいらっしゃいます。
さらに糖を多く含んでいるため、いっぱい食べてしまうと、
お腹が緩くなったり、下痢になる可能性がありますので注意が必要です。

また、マンゴーはウルシ科の植物であるため、
「ウルシオール」と似た成分「カルドール」や「マンゴール」が含まれているため、
この成分がかぶれ(接触皮膚炎)を引き起こします。

いまやアレルギー疾患には、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、
アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)、気管支喘息(ぜんそく)など、
多様なアレルギー疾患に悩まされる方が多いと思います。
年齢によっても違い、個人個人でも違い、環境によっても左右され、
どこにどんな反応がおこるかによっても病気が違ってきます。

だれでも発病しやすいアレルギーについて
毎年2月20日(アレルギーの日)が見つめ直す良い機会となれば幸いです。
気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

尚、ジャパニーズヘルプデスクが設置されているスクンビット病院では、
マンゴーアレルギー含むアレルギー症状については
内科での診察となります。
●内科:1B階
https://www.sukumvithospital.com/medical_detail.php?id=1&language=en

受診のご相談、保険利用に関するお問い合わせは
ジャパニーズヘルプデスクへお気軽にお問合せ下さい。

【ジャパニーズヘルプデスク(スクンビット病院内)】
平日・土日:08:00~17:00(祝日休み)
お問合せ:098-262-0374 (日本語、タイ語)

【スクンビット病院】
24時間対応
総合受付:02-391-0011(タイ語、英語)

 

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