・コロナ感染者数は再び急増
インドネシアは昨年大晦日12月31日に現在治療中患者数が4,292人とここ最低を記録したものの
翌年すなわち翌日のお正月よりじわじわと増加しはじめ1月27日には3万人を突破しました。
新規感染者のおよそ半数はジャカルタで発生しています。
・コロナの治療方法は変化しています。
コロナのおかげでオンラインで各種講習会を受講できるようになりました。
年初に「COVID特別講座2022新春」セミナーで、
今までに世界中の知見が集まり治療法も変化していること、
各薬剤の特徴や使用方法、診察時の注意、何よりも感染防止等々学びました。
未だに「インドネシアではイベルメクチン入手できますか?」とのお問合せがあります。
イベルメクチンは2021年7月初旬にインドネシア医師会からも使用見合わせの通達があり
前述の講習会でも、試験的に使用されていた抗ウイルス剤はじめいくつかの薬、
亜鉛、ビタミンC、Dは治療薬として効果がないとの見解が出されました。
でもビタミンはサプリメントとして有用であると思いますけどね。
インドネシアに豊富にある新鮮な野菜果物を摂取して栄養素を確保しましょう。
・インフォデミックに注意
この2年間、様々なインフォデミック、すなわちHOAKが沢山ありました。
今後オミクロン株による感染増加で社会活動が滞るかもしれません。
買占め行動が起こる前に、食品や生活用品の備蓄をしておきましょう。
でも必要な量を、ですね。中には一生分のトイレットペーパーではないかと
思うような量を買い占めているインドネシアのたくましい奥様方をお見かけします。
スーパーが混んでいる時間にレジで長蛇の列に並び、感染機会を増すことがなきようご注意ください。
・受診の際は時系列で症状のメモを
また日本の多忙な医療現場からの反省としての意見が「患者の問診、身体所見を丁寧に」です。
発熱しているだけで診療を拒否されて、遠路コロナ対応病院に受診された患者さんも
当たり前の問診や診察をすればコロナではないと判るのに。などの事例もあったそうです。
反対に患者さんもコロナだと決めつけてパニックになっておられる方もありますが
発症した経過、症状、既往症などを時系列できちんとメモするなどの工夫で
受診の際にお伝えくだされば、診察がより効率的になります。
春よ来い、早く来い、の童謡のように、コロナ収束来い、ピークアウト早く来い、ですが
どうか皆様、今一度の感染防止をお願い申し上げます。
(参考文献/サイト:ケアネット/Satuan Tugas Penanganan COVID-19 より)
*JHDでは引き続き外来受診、入院手配しています。
健康上、ご心配な事柄がありましたらどうぞご相談ください。
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ジャパニーズヘルプデスクインドネシア
日本渡航医学会認定医療職看護師
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