【ミャンマー】オミクロン変異株とミャンマー医療の現状

     

コロナの新しい波は既にいくつかの近隣諸国で出現しており、ミャンマーはコロナ第4波は非常に近いと予想されています。

下記の情報が皆様のご参考になりましたら幸いでございます。

Ⅰ. ミャンマーでのコロナ感染状況

ミャンマーではコロナ第3波が弱くなってきたものの、
2021年12月末からオミクロン変異株を初めて発見したと発表されて以来、オミクロン異変株感染者数が増えつつありウイルスの性質により感染が急速に広がっています。
保健省はコロナウイルスの監視を実施しており、2021年12月28日に初めて救援便でミャンマーに入国した人の中からオミクロン感染者4名が発見されたと発表しました。
保健省のガイドラインに従ってオミクロンに感染されたと診断された方々は指定医療機関で治療を受けており、飛行機に同行した人にも隔離が強化され、コロナ治療を定期的厳しく実施されております。


Ⅱ. コロナワクチン接種

ミャンマーでもオミクロン株が急速に感染しているため、3回目ブースターワクチンを接種するよう呼びかけています。
対象者としてコロナワクチン2回目接種を完了し、6ヶ月経過後(国や地域によって異なる場合は有り)ブースターワクチン接種が可能になります。
ただし、高齢者、基礎疾患を有する方、医療従事者、介助従事者は早めにブースター接種を受けるよう推奨されています。

Myat Mon 東京クリニック院長 Dr.ミントよりアドバイス
・中国製のコロナワクチンは抗体が長く持たないため2回目接種が終わり、3ヶ月過ぎたらブースター接種することをお勧めします。
・可能であれば、同じ種類ワクチンより違う種類ワクチン接種が更に効果的と言われています。


Ⅲ. コロナ症状患者の受入先医療機関

ミャンマーでコロナ感染を疑う症状があった場合、どこの医療機関に行けば良いかの心配を抱え早く検査して安心したいという方のため、コロナ感染の疑いでも受診が可能である医療機関を下記にご紹介します。

※CMS不可能な医療機関にご希望の場合、JHDより立替に行きますのでご安心ください。


Ⅳ. コロナ重症化した時の救急車移動状況

コロナ第3波の時には、救急車がコロナ患者様を運ぶことが出来なく、重症化した患者様にとって本当にお困りだった状況でした。
コロナ第4波に近いといわれている今の時期、今後の緊急時どのように医療機関に行けば良いか不安になっている方が多いと思い、コロナ患者様に提供してる救急車の手配先を下記にご紹介いたします。


Ⅴ. Myat Mon 東京クリニック院長 Dr.ミントより

最近オミクロン株か、第3波の残りのデルタ株かがはっきり分からないがヤンゴンでもコロナに感染された人が再度増えつつありますのでコロナワクチン未接種の方はコロナワクチン接種をし、コロナワクチン2回目接種済みの方は、3ヶ月過ぎたらブースター接種をしてください。
そして、今はミャンマーの乾季なので鼻水、咳や風邪のような症状が出る可能性が高く健康管理に気をつけてください。
コロナワクチンに加えて、最近ミャンマーは寒くなってきておりますので保健省の予防措置にもしっかり対応し健康管理を行う必要があります。

【保健省の予防措置】
①マスクを着用する。
②手洗いに心掛ける。
③群衆を避ける。
④換気の悪い部屋を避ける。
⑤6フィート離れて接触する。
⑥咳やくしゃみの時、口や鼻をしっかり覆う。
⑦患者や人々がよく触れる表面や領域を頻繁に消毒する。

皆さまの健康を心よりお祈り申し上げます。

 

担当: チョ … N2 保有、日本在住歴8年
    リン … マンダレー外国語大学日本語学科卒、N1 保有、国費留学生として大阪教育大学日本文化研修留学生コース修了
    スー … N2 保有、日本在住歴8年

 

 

関連記事

  1. 病院紹介

    フィリピン|マカティメディカルセンターの退院について

  2. 病院紹介

    フィリピン|Asian Hospital の病院情報をアップ…

  3. カンボジア王国の2拠点目のジャパニーズヘルプデスクが誕生

  4. 【インド】インドの医療、病院は大丈夫?

  5. 医療情報

    【ミャンマー】クーデター禍の医療状況について

  6. 【ミャンマー】医療情報

スタッフブログバナー
PAGE TOP