【ミャンマー】日本とはここが違う!ミャンマー医療

     

ミンガラーバー!(ミャンマー語で、こんにちは!)
Japanese Help Desk Myanmarの通訳チョーです。

国が違えば、文化が違う。文化が違えば医療も違う!
ということで、今回はミャンマーの医療に関して日本と違う点をご紹介いたします。

①ミャンマーは国民皆保険制度が無い!
日本では国民皆保険制度があり、すべての人が何かの保険に加入しています。しかし、ミャンマーには国として保険制度が整備されていないため、健康上の理由で病院に行く必要がある場合は、個人が全額支払いをします。数年前からミャンマーでも民間の健康保険が整備されつつありますが、加入している人がまだ少ないのが現状です。

また、日本での医療機関での診療方法は、保険診療と自由診療の2つがあります。
①日本で保険診療を受ける場合は、○○検査は□□点、注射をしたら△△点、といったように診療報酬点数表に基づいて医療費が計算されます。
②保険を適用しない自由診療の場合の医療費は、医療機関が価格を任意に設定し、その費用は全額患者が負担します。(厚生労働省が承認していない治療や薬を使用して最先端の治療を受けようとする場合、美容整形、予防接種、健康診断・人間ドック、歯科治療など、患者側の希望で日本よりも世界の高品質の材料を使いたい場合などが該当します。)
ミャンマーの病院受診は②自由診療になり、各病院が独自で価格を設定しています。
私立病院は診療価格が高くなるため、貧しい国民は政府病院に行くことが多く、富裕層はインターナショナル系の私立病院に行きます。(更に裕福な方たちはバンコクの病院を受診します)

②意外と知られていないミャンマーの医師の働き方!
通常、日本の医師は一つの病院に所属し、1日同じ病院で勤務します。しかし、ミャンマーの医師(特に専門医)は、一日に2つか3つの病院を回って診療を行っていることがほとんどです。政府病院の給料が安いことが、この勤務スタイルの背景にあります。

▼一般的なミャンマーの医師の働き方
 ・平日の午前9:00~午後4:00は政府病院で日勤
・16時以降は私立病院で契約医としてアルバイト
  ⇒夕方以降は私立病院が混み始めます!
 ・土日は当番で無ければ政府病院での勤務はお休み

常駐医がいないことによる患者側への影響としては、次のようなことが挙げられます。

例①「スポーツ中に足を痛めたので整形外科を受診したい!」
まずは病院に電話をして、整形外科診療をいつ行っているのかの確認を取る必要があります。
病院側が「月・水・金の14:00~17:00は◎◎先生の診療です。火・土は△△先生が15:00~17:00で診療しています」というような感じで対応してくれます。総合病院だからといって直接受診してしまうと、病院を複数受診することになる可能性もあります。

例②ミャンマーで出産を希望される場合
「緊急時や夜中に産婦人科の専門医が来れるかどうかの確約ができない」ということが大きなリスクの一つになります。

③カルテは誰が管理する?
日本ではカルテは病院が保管しています。患者側が開示を求める場合は、「申請書を記入して、身分証明書を提出して・・・」と開示のために色々な手続きが必要になります。
しかし、ミャンマーではカルテ・検査結果・レントゲン検査やCT検査のフィルム等、診療に関する全てのものを患者側で保管します。通院の際にカルテや検査結果などを自分自身で持参するようになります。

④超VIP待遇!?患者専属看護人(通称スペシャルナース)
入院した場合、日本では患者のケアを行うのはその病院の看護師です。
ミャンマーの看護師も日本と同じで、一つの病院に所属しシフト制で勤務していますが、日本と比べると看護師数がとても少ないです。(看護師数は日本の約50分の1)
そのため、病院で看護師が不足している場合、家族が付き添うことができず患者の身の回りの世話ができない場合、患者の状態により身体的な介助が必要な場合に、病院側より「スペシャルナースを雇ってください」と言われることがあります。
なので、VIP待遇というよりは、スペシャルナースを確保しないと入院させてもらえません・・・
“スペシャルナースリスト”を保有していてリストの中から紹介してくれる病院もあれば、「自分で探してください」という病院もあります。看護師の中には、スペシャルナースとしてフリーランスで仕事している人も多少います。
戦後の日本でも、入院患者の身の回りの世話を家族や付添婦が行うことが多い状況だったそうなので、今のミャンマーは約70年前の日本と似たような状況と言えます。(日本では「看護は病院看護師により提供されるべき」という考え方のもと、1950年に完全看護制度が始まりました。)

本日は、日本とミャンマーの医療事情の違いについてお届けしました。
ミャンマーの医療に関する質問などありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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