【タイ】一年で一番暑い季節がやってます。熱中症に気を付けましょう。

     


早いものでもう今年も3月の終わりに近づいております。
そろそろマンゴーの一番おいしい時期でもあり、
タイにおいても一年で一番暑い時期、暑季がやってまいります。
地域によっても季節が異なりますが、
バンコクでは11月から2月までの乾季、
3月から5月までの暑季、
6月から10月までの雨季と、
3つの季節に分けられます。

一年で一番暑い時期である暑季は、
日差しが強く蒸し暑さが続きます。
近年は40℃近くにまで気温が上がることもあり、外を歩くと疲労しやすく、
また熱中症にもなりやすくなります。
来月4月には、タイの旧正月であるソンクラーンとなり、
(今年も大規模な水かけ祭りは行われません)
野外に出かける機会が出てきます。
また、ゴルフやお子様の野外での活動など外出の際には、
体調管理に気を付ける必要があります。

熱中症には軽度な症状から重度の症状まで、
いくつかの症状が見られ、
三段階で症状が分類されています。

●熱けいれん(Ⅰ度・軽症)
大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、
足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。
●熱失神(Ⅰ度・軽症)
皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることにより起こります。

●熱疲労(II度・中等症)
大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられます。

●熱射病(III度・重症)
体温の上昇のため中枢機能に異常をきたし、意識障害やショック状態になる場合もあります。

熱中症はいつでもどこでも条件が揃えばだれでも発症します。
まずは熱中症にならないため、水分の補給をこまめにするようにしましょう。
ただ、過度な水分補給でお腹を壊す可能性もあり、
また、水分だけをとると塩分が不足して血液が薄い状態になってしまうため、
適度な塩分も一緒に摂取が必要です。
同時に、涼しく快適に過ごせるよう、通気性の良い服装も重要なポイントです。
現在、コロナ禍であるため、暑くてもマスクを着用することが多くなりました。
暑い中、マスクを着用することにより、
心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど体に負担がかかり、
熱中症のリスクが高くなるおそれもありますので、
ご注意ください。

私たちジャパニーズヘルプデスクでは、
受診のご相談、保険利用に関するお問い合わせなど
承っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。

ジャパニーズヘルプデスクが設置されているスクンビット病院では、
熱中症については内科での診察となります。
●内科:1B階
https://www.sukumvithospital.com/medical_detail.php?id=1&language=en

【ジャパニーズヘルプデスク(スクンビット病院内)】
平日・土日:08:00~17:00(タイの祝日はお休み)
お問合せ:098-262-0374 (日本語、タイ語)

【スクンビット病院】
24時間対応
総合受付:02-391-0011(タイ語、英語)

<参考>
熱中症 診療ガイドライン(日本救急医学会)
https://www.jaam.jp/info/2015/pdf/info-20150413.pdf

熱中症関連情報(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/

 

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