フィリピン|医療事情

     

■疾患

・破傷風
破傷風とは土の中の破傷風菌が傷口などから体内に侵入して、その毒素により痙攣などを引き起こす致死性の感染症です。
予防法としてはワクチンの接種が有効です。ワクチンの効果は10年程度のため、子供の頃接種した方も、医師に相談の上、新たに接種することをおすすめします。

・結核
結核とは、吸い込んだ結核菌が体内で増殖して、結核に特有なさまざまな炎症を引き起こす感染症です。
予防法は、免疫力を低下させない、定期的に健康診断を受ける、BCGの接種(子供に有効)などがありますが、周囲への感染を防ぐ意味でも風邪のような症状が続いたら早めに病院を受診して早期に治療することが大切です。
フィリピンでは日本よりも結核保菌者が多く存在します。周囲の人(ドライバー、メイドなど)にも健康診断を定期的に受けさせましょう。


■病院での日本語対応について

フィリピンには日系の病院もありますが、これらの中でも日本語対応ができる病院はわずかです。マニラのマカティ市内には数件日本語対応の病院がありますが、セブ島やその他地方エリアにはございません。また、外国人専用窓口を設置している病院も多くはありません。


■現地の保険について

フィリピンでは公的な社会保険では不十分なため、企業は社員の福利厚生の一環として、民間の保険会社と契約しています。
保険会社の数も多く、プランも様々なものがあります。


■保険還付における注意点

日本では、処方箋の使用期限は発行日を含めた4日です。フィリピンでは、その決まりがなく、発行後数ヶ月経過している処方箋や、以前使った処方箋でも薬を購入できます。しかしこのような方法で購入した薬は、健康保険やその他の保険では還付対象外になることがほとんどのため、注意が必要です。

 

 

 

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