◆インドネシアは夏休み終了、日本はこれから
インドネシアの学年始まりは7月第3週前後、今年は15日が新学期です。
ちょっと大きめの新しい制服姿の小学生が初々しい季節です。
反対に日本は今月下旬から。一時帰国される邦人の皆様も多いのではないでしょうか。
それにしても統計開始史上最高気温だった2023年よりも、
今年はさらに暑い夏になるのではと予測されています。
◆在インドネシア邦人は暑さに強いと思っているかもしれませんが
ジャカルタは常夏なのでさすがに日中の野外は暑いですが、
殆どの皆様はクーラーで寒いほどのオフィスやご自宅でお過ごしです。
お買い物もお車で。ゴルフも朝早い時間からプレーしてお昼前に終了。日本と違いますね。
そこに久々の一時帰国、お買い物やグルメ、お友達と旅行、
あれもこれもスケジュール満載、しかも徒歩移動。
疲労がたまると慣れない高気温とともに熱中症を引き起こしやすくなります。
◆熱中症診療ガイドライン2024で熱中症の分類を見直し
特にご年配の方は「ワシが子供の頃は」で判断し、
1995年以降からの40℃にもなる猛暑を軽視しがちです。
さらに日本救急学会では、従来の重症度分類を、詳しい名称は未定ながら
I- 軽度・II-中等度・III-重症に加えてIV-最重症を追加すると発表しました。
明らかに死亡率の高い最重症をより救命できるべく対処するものです。
おまけにWBGTなる「ワシが若い時分にはなかった」暑さ指数があります。
これは湿度、日射、輻射など周辺環境、気温をあわせて
熱中症の危険度を注意喚起するものです。具体的に、
WGBT値31以上は「危険」運動は原則中止
28-31は「厳重警戒」激しい運動は中止
25-28は「警戒」積極的に休息
21-25は「注意」積極的に水分摂取
21未満「ほぼ安全」適宜水分補給
と各都市や地域ごとに、さらには住宅地、バス停、お子さんや車椅子利用者、など状況別、
日内変動もアラートが発表されていますので、毎日ご参考にされてください。
◆熱中症は予防第一
厚労省はじめいろいろな所より注意喚起がされていますので、是非ご一読を。
厚労省の「熱中症の予防のためのリーフレット」は多言語対応しており、
なんとインドネシア語まであります。
常夏のインドネシア国民にさえ注意喚起する猛暑日本。いやはや。
皆様には今一度ご注意くださいますようお願いします。
参考文献/サイト:日本厚生労働省・ケアネットTV
健康上ご心配な事がありましたらどうぞご相談ください。
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ジャパニーズヘルプデスクインドネシア
日本渡航医学会認定医療職看護師
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