この1か月は新型コロナウイルス肺炎の話題でもちきりです。
日本でも感染者が増えてきました。インドネシアでは感染者症例の報告はまだありません。
しかしインドネシア保健省のもと各病院および保健所で連携をとり感染防止に努力しています。
さて事例です。仮に日本人Aさんとしましょう。(個人情報保護のため多少の脚色をお許しください)
このお正月には彼とバリ島や日本に行き、年末年始を楽しみました。
恋人は遠距離恋愛で中国勤務中です。Aさんは休暇明けより風邪をひき、喉の痛みが続くため当院受診されました。
①武漢に2週間以内に行ったことがある ②高熱や風邪症状がある、に相当しないため
コロナ検査は実施対象外です。しかし、インドネシアの病院の感染対策チームより
管轄保健所に連絡、指示を仰ぎ、「通常の生活で構わないが、要様子観察」とされました。
保健所から患者さんに毎日安否確認の電話が5日間入ります。
医療機関の外でもきちんと保健所がガードしてくれました。
結果、事なきを得て無罪放免となりました。
ところが喉の痛みが続きます。やはりコロナ?今度は耳鼻科に受診しました。
喉が赤く炎症をおこしており、当初は風邪症状だったかもしれませんが、胃酸が上がって喉を刺激する、
いわゆる逆流性胃腸炎の症状で喉の不快感が続いていたようです。胃腸薬を処方されました。
「年末年始、暴飲暴食した上に無理な旅程で疲労が溜まっていた。しかもコロナかどうかで彼とケンカしてしまい
このところお酒ばかり飲んでいた」 それは逆流性胃腸炎にもなりますねえ。
禁酒禁煙はもちろん、暴飲暴食早食い禁止、過重労働禁止、タイトな服や下着を着ない、
脂っこい、辛い、酸っぱすぎる、味の極端なお食事をさけましょう、などなど生活上の注意を守りましょう。
何よりも、彼と仲直りされているといいですね。
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ジャパニーズヘルプデスクインドネシア
日本渡航医学会認定医療職看護師 久津沢りか
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