【インドネシア】病床数が逼迫、コロナ入院事例、PCR検査の待ち時間

     

インドネシアは年明け早々からコロナ入院病室が逼迫しています。
今まで臨床にはなかった情景。日本人も比較的利用する大病院では、発熱外来に入院できないコロナ患者がそのまま病床待ちとなり
新たに受診希望する患者が受診すらできません。
PCR検査はどこも長蛇の列です。朝7:30に順番の番号札をとって51番、10:30やっと事務手続き受付を済ませ、11:00にPCR検査できました。
医療機関により差がありますので、このような状況では、検査予約ができて、長時間待つことのない日系クリニックはじめオンライン予約できる検査機関をお勧めします。
これまでインドネシア政府は、コロナ患者数の増加に伴い病床数を逐次増加してきました。
ところがこの年明けよりそれもかなわず、発熱外来に2昼夜留め置かれてやっと入院できた事例も散見します。

2021年1月17日には累計患者数90万人突破しました。
累計907,929人、(昨日比11,287人増加)
累計回復者736,460人(前日比9,102人増加)
累計死亡者25,987人(昨日比220人増加)
現在治療中は145,482人となっています。
この勢いでは今月中に累計100万人突破することでしょう。
現時点で累計100万人を超えている国は、2400万人の米国、1058万人のインドを筆頭に18か国あります。
オランダかインドネシアが19か国目になりそうです。
各国の人口比からすると人口100万人あたりの累計感染者数は3,352人でインドの7,556人の半数程度ですが
人口や面積が同規模の東京と比較すると、東京の感染者数85,470人に対しジャカルタは227,365人です。実に2.6倍です。
日本でも感染者が急増していますが、ジャカルタでは東京の倍以上感染リスクが高いと単純に考え、引き続きご注意ください。

インドネシア在留邦人のコロナ感染者数も先月より倍増する勢いで増加しています。
1月20日現在、ジャカルタのコロナ用ICU病床は82%に達したと報道されました。
他の報道機関では100%に達したとも記載されています。
にっちもさっちもいかなくなった今、この時期コロナに感染した場合の具体策は何でしょう。

従来はインドネシアで入院する際、大半の日本人が個室に入院されていました。
日本と異なり、広い病室、バストイレや家族用ソファベット付が標準仕様で実に快適です。
しかしコロナで病床が逼迫している今、個室入院のみに条件を限定している場合ではありません。
「部屋の写真はないか」「どのくらいの広さか」「食事はどんなメニューか」
入院に際してどなたも心配なのはわかりますが、現時点ではそのような贅沢は言えません。

コロナは無症状の方もおりますが、発症から4-5日で症状が緩和しただの風邪のように治っていく方、
発症後から少しづつ悪化し急激に亡くなる方もおられます。
発症時またはPCR検査で陽性と言われた時点ではさほど症状がなかったのに、
数日後から咳が出始めて息苦しくなってきた、さあどうしよう、入院したほうがいい、でも個室部屋が空いていない。
まずは2人部屋でも8人部屋でもとにかく治療を始めること。
重症化を防ぐべく必要時に治療可能な環境下にないと命にかかわります。
また当初は多人数部屋に入院しても、個室に空きがあれば移室可能です。

「外国人なので入院中に気を使いたくない」どなたも気を使わなくて結構です。それより治療に専念してください。
「個室でないと、医師や治療内容が劣るのではないか」
諸外国では入院部屋のグレードにより価格設定が異なります。同じ医師、同じ治療内容でも価格が異なります。
もちろんコロナに際しても、プレシデンシャルスイートに入院しようが(注;コロナ病棟に個室以上のファシリティはありません)
200年前のナイチンゲール時代のような大部屋病棟であっても、医師も看護師も治療も基本は同一です。

さて厳しい状況にありますが、希望は忘れずに。
1月13日はジョコウィ大統領自ら中国製ワクチンのシノバックス接種第一号となりマスコミに披露しワクチンの重要性を訴えました。
15日には日本人をよく診てくださる産婦人科医から、ワクチン接種したんだ、と写真をもらいました。
確かにどの製薬会社のワクチンも、現時点では有効性やどのくらい薬効があるのか、未知数であることは否めません。
医療者はじめ研究者は引き続き闘っています。皆様もちょっとした誘惑と闘って感染防止対策を怠らぬようお願い申し上げます。

 

JHDインドネシアは救急時の受診対応しております。
一般外来受診の際も事前のご確認をお願いいたします。
健康上、ご心配な事柄がありましたらどうぞご相談ください。
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久津沢りか・携帯電話番号0813-8326-1466
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